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鍼灸治療は不愉快な痛みや熱さはあまりないです

鍼灸治療とは、ツボを刺激して経脈を流れる気や血を調節して、体のバランスをただす治療方法のことです。ツボを刺激しますが、不愉快な痛みや熱さを感じることはほとんどありません。鍼灸治療のうちの鍼治療は、非常に細い金属の鍼をツボにさして刺激を与えます。一方灸治療は、ツボの上に置いたモグサに火をつけて、燃える熱でツボを刺激します。鍼やモグサには色々な種類があり、鍼灸師が症状や目的によって使い分けています。鍼を刺したら痛そうだし、モグサに火をつけたら熱そうなイメージがあります。しかし実際には不愉快な痛みや熱さはほとんどなく、むしろ心地よい刺激となって伝わります。ところで、鍼灸治療を受ける際に、鍼と灸をどのような症状で使い分けるのか疑問に感じる人も少なくありません。実際の現場では、明確に区別していることはあまりありません。ただし、灸は熱を加える処置なので、冷えからくる症状が強い場合は、灸の方がより効果的であるといわれています。

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